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【体験談】任意整理から4年で完済した私の家計術と心の記録

ケイの挨拶

こんにちは、ケイです。

今日は、私自身の話をさせてください。

27歳のときに350万円の借金を任意整理して、そこから4年かけて完済した

この「4年」って、書くと一瞬なんだけど、当時の私にとっては、毎月の支払日がカレンダーに何度も来る、長くて重たい時間でした。

  • 任意整理を決めるまで、どれくらい迷ったのか
  • 受任してもらってから、月々どうやってお金を回したのか
  • 完済の日に、どんな気持ちだったのか

今、似たような場所に立っている人に届くといいなと思って、当時の手帳と通帳を引っ張り出しながら書いていきます。

この記事でわかること

  • ケイが350万円まで借金を膨らませた経緯
  • 任意整理を決断した「あの瞬間」の話
  • 受任から和解までの2〜3ヶ月、何を考えていたか
  • 月6〜7万円の返済を4年間続けるための家計の組み方
  • 完済した瞬間の気持ちと、その後の信用情報の話

借金350万円までの道のり|気づいたらこうなっていた

ケイが当時を思い返している

借金が始まったのは、20歳前後でした。

最初はクレジットカードのリボ払い。「毎月1万円の支払いでいいよ」っていう、あの甘い誘いです。

リボ払い60%・カードローン40%の内訳

気づいたら、4〜5社から借りていて、内訳はこんな感じ。

  • クレジットカードのリボ払い:約210万円(全体の60%)
  • 消費者金融カードローン:約140万円(全体の40%)

地方都市で一人暮らし、営業職で年収は400万円台前半。手取りで月25万円くらい。

家賃・光熱費・通信費を引いた可処分所得から、毎月の借金返済が10万円超を占めていました。

「派手に使った自覚」がないのが怖かった

振り返って一番怖いのは、私自身、派手に使った記憶がほとんどないこと。

  • 友人との外食、たまの旅行
  • 最低限のメイクや服(月1〜2万円くらい)
  • 仕事のストレス発散にちょっといいコスメ
  • 家具家電を分割で

ひとつひとつは「普通」の出費。でも、リボの残高が「いま自分がいくら借りてるのか」を見えなくしていて、月々の最低支払額さえ払えていれば、なんとなく回ってしまう。

これがリボ払いの怖さなんだと、後になって痛感しました。

給料日のATMで頭がスッと冷えた日

転機は、27歳のある給料日。

同僚と飲みに行こうとして、駅前のATMで残高を見たんです。

残高、ほぼゼロ

給料が入ったその日の夜に、です。

「詰んだかも」と気づいた瞬間

各社からの引き落としと、家賃・光熱費が走ったあと、口座にはほとんど何も残っていませんでした。

「あ、これ、詰んだかも」

血の気が引くというより、頭の中がスッと冷たくなる感じ。お酒を飲みに行く気分じゃなくなって、その日はそのまま家に帰りました。

それでも2〜3ヶ月、動けなかった

ここから即行動できればよかったんだけど、現実はそうじゃない。

  • 「弁護士に相談したら怒られそう」
  • 「自分の管理が悪いだけだから、もう少し頑張れば」
  • 「家族にバレたらどうしよう」

そんなことをぐるぐる考えて、約2〜3ヶ月、何もできない期間がありました。

その間も利息は淡々と乗っかってくる。今思えば、この2〜3ヶ月で数万円は無駄に払っていたと思います。

この「動けない期間」の感覚は、「借金で首が回らない」状態から抜け出した私の体験談でも書いているので、似た状況の方は読んでみてください。

任意整理を決断|Webフォームから相談した夜のこと

動けたきっかけは、深夜にスマホで「借金 350万 どうする」と検索したことでした。

電話する勇気がなかったからWebフォームを選んだ

弁護士事務所のサイトに、相談フォームがあった。

電話する勇気はなかったけど、フォームなら「文字を打って送信ボタンを押すだけ」。

名前、年齢、借入先、おおよその金額。震える手で入力して、深夜2時くらいに送りました。

(後に自分が法律事務所で働いてわかったことだけど、債務整理の最初の相談はWebフォーム経由が6〜7割で、特に夜間の問い合わせはほとんどフォーム。私と同じように「電話できないけどギリギリの人」がたくさんいるんです)

翌日折り返しの電話で、思っていたのと全然違った

翌日、事務員さんから折り返しの電話。

責められると思ってビクビクしていたんだけど、聞かれたのは事務的なこと。借入先・社数・おおよその残高・毎月の収入。

「任意整理という方法があります。ご希望なら受任の手続きに進みますね」

そんな淡々とした流れで、決断は驚くほどあっさりつきました。

受任から和解まで2〜3ヶ月|督促が止まる安心感

受任してもらってから一番大きかったのは、督促の電話が止まったこと

弁護士が介入すると、債権者は本人への直接請求ができなくなります(これは貸金業法21条で定められています)。

取り戻したのは「眠れる夜」

受任前は、知らない番号からの着信が来るたびに心臓が跳ねていました。

それが、ピタッと止まる。

眠れる夜が戻ってきた、というのが一番リアルな感覚です。

和解内容と、ちょっとした嬉しい誤算

2〜3ヶ月後、各社との和解がまとまりました。結果はこんな感じ。

  • 月々の返済:10万円超 → 月6〜7万円
  • 将来利息:原則カット
  • 返済期間:おおむね60回(5年)で和解
  • グレーゾーン金利の過払い金が約45万円戻ってきた

過払い金は、古くから借りていた消費者金融1社から発生していたもの。「もしかしたら戻るかも」と言われていたけど、本当に戻ってきたときは拍子抜けしました。

この45万円は、後の家計を支える緊急予備資金になりました。

4年間の家計術|月6〜7万円の返済を続けるためにやったこと

ここからが本番。和解は終わりじゃなくて、スタートでした。

月6〜7万円を、5年(私の場合は繰り上げて4年)支払い続ける生活が始まります。

1. 給料日に「返済専用口座」へ即日移動

給料が入ったらその日のうちに、返済専用に分けた口座へ7万円を移しました。

メインの口座に置いておくと、絶対使ってしまうから。物理的に分けるのが効きました。

2. クレジットカードを全部解約した

任意整理をすると、対象にした会社のカードはもちろん、信用情報がCIC・JICCで5年(KSCでは7年)登録されるので、新規発行もしばらくできません。

だから、思い切って手元のカードを全部処分。

最初の3ヶ月はキャッシュレスじゃない生活に戸惑ったけど、慣れると「現金で払える額しか使わない」というシンプルな感覚に戻れました。

3. 家計簿は「ざっくり3項目」だけ

几帳面に1円単位でつけると続かないので、私はノートに3項目だけ書いていました。

  • 固定費(家賃・光熱費・通信費・返済)
  • 食費
  • それ以外(交際費・服飾費・コスメなど)

「それ以外」を月3万円以内に収めるのを目標にしただけ。シンプルにしたから4年続きました。

4. ボーナスは半分を繰り上げに

営業職だったので年2回ボーナスがあった。半分は繰り上げ返済、半分は自分のご褒美と緊急予備に。

これで返済期間が結果的に1年短縮できて、5年予定が約4年で完済できました。

似た金額帯で完済までの記録をもっと詳しく知りたい方は、【実体験】350万円の借金を任意整理で完済した私の全記録も合わせて読んでみてください。

完済した日の気持ち、そして信用情報の回復まで

31歳の春、最後の振込を終えました。

拍子抜けするほど普通の日だった

「完済の瞬間」って、もっと感動するのかと思っていたんです。

でも実際は、近所のコンビニATMで振込ボタンを押して、明細をもらって、それで終わり。

家に帰る道で、ちょっとだけ泣きました。誰かに見せるためじゃなくて、自分のためだけに。

信用情報が回復したのは完済から5年後

任意整理の場合、信用情報機関での記録は**完済から5年(CIC・JICCの場合)**残るとされています。KSCは7年。

私の場合は完済から5年経った36歳のときに、試しにクレジットカードを申し込んだら、無事に通りました。

今はクレカもローンも問題なく使えています。

(信用情報の取り扱いは各機関の運用や時期で変わるので、最新の情報はCICなどで確認してください)

同じ場所に立っている、あなたへ

ケイから読者へのメッセージ

4年間の返済生活を経て、今こうして書いていて思うのは、**一番きつかったのは「動けなかった2〜3ヶ月」**だったということ。

受任してからは、しんどいことはあったけど、終わりが見える戦いでした。

動けない時期は、終わりが見えないまま利息だけが膨らんでいく時期。これが一番心を削ります。

「相談する」と「依頼する」は別

相談しただけで何かが始まるわけじゃありません。

話を聞いて、見積もりだけもらって、家に帰って考える。それでもいいんです。

私が事務員時代に見てきた中でも、「一度相談だけして、半年後に戻ってきて受任する人」は珍しくなかった。

大事なのは、自分の状況を、第三者の目で一度棚卸ししてもらうこと

個別の事案は専門家へ

この記事はあくまで私個人の体験談です。任意整理が向いているか、自己破産や個人再生のほうが現実的か、過払い金が発生しているか。これらは一人ひとり違います。

他のパターンも知りたい方は、こちらも参考になると思います。

最終的な判断は、弁護士・司法書士に相談したうえで決めてくださいね。

4年前の自分に「大丈夫だよ、ちゃんと終わるよ」と言ってあげたい。

今、同じ場所に立っているあなたにも、同じ言葉を渡したいです。

※本記事は運営者ケイ自身の体験に基づいていますが、個人特定回避のため一部の細部を改変しています。